sukinandayomajideの日記

優しさはいつだって寂しさを連れてる

もう一度あの日に戻っても 貴方を選ぶ私でいたい

 

"悲しいほど綺麗だね"

 

そんな言葉が似合うコンサートだった。

20周年を盛大にお祝いする煌びやかで華やかなコンサート。それと同時に、ずっと追い続けていた大好きな人と会える最後の機会かもしれないコンサート。

活動休止発表前と後、両方に行ったけれど、セトリも演出もメンバーの様子もほとんど変わりなくて。そりゃ休止を意識させられ続けるコンサートも嫌だけど、ただただ楽しくて幸せなコンサートが逆に辛くて苦しかった。幸せを感じるたびに、これが最後かもしれないんだなって思った。(挿入歌:台風ジェネレーション)

 


好きな芸能人をいつも空欄にしていた私が、初めて好きになった人。それが二宮くんだった。8歳の時に、友達が見ろって言うから仕方なく見たVS嵐で、速攻で落ちた。だって顔が超好みだったんだもん(チョロい)

それから、ずっと親に頼み続けて、与えられた模試の結果のラインを超えてやっと入れたFC。嬉しくて嬉しくて会報を音読したり読みすぎて言葉覚えたりした。2011年、初めて行ったワクワク学校。初めての現場。初めての嵐。小5にして1人でドームに行ったの我ながら強いけど、生で見た二宮くんは格別だった。本当にいるんだって登場シーンで泣いた。

それからなんだかんだほぼ毎年ワクワク学校やコンサートに行けて、二宮くんのお誕生日をお祝いもできた。何度も嵐5人に幸せにしてもらった。上の方でも下の方でもいつだって彼らの作る景色は最高だった。

 

 

当たり前だと思ってた。終わりなんてないと思ってた。他の色んなグループがメンバー脱退したり、解散したりしても、嵐は、嵐だけは絶対大丈夫って思ってた。

一生忘れないだろう1月27日。嵐活動休止発表。目の前が真っ暗になって外にいたからか涙も出なかった。思考回路とかいうレベルじゃなくて頭が動かなくなった。

推しの卒業、退所を悲しむファンをずっと横目で見てきた。でも、明日は我が身なんて思わないじゃん。いつも心のどこかで、私は大丈夫って思ってたんだってやっと気づいた。

そのままなんとか家に帰って、思いっきり泣いた。二宮くんのポスターとか嵐のグッズとか、家には今までの嵐との思い出で溢れてた。

大袈裟だと思うかもしれないけど、私の今を作ったのは紛れもなく二宮くんで。二宮くんは私のアイデンティティだったから。

相当取り乱している私を見て家族は「ニノは俳優業とかで芸能界に残るでしょ」と励ましてくれた。申し訳ないけど全然励ましにならない。私が1番辛いと感じたのは、二宮くんの歌やダンスをもう見れないこと。彼が作る世界観に包まれた私の大好きなソロパフォーマンスをもう見れないこと。新しい曲が詰まったアルバムを持ってワクワクしながら新しいソロを聞けないこと。もちろん俳優二宮和也も大好きで誇らしいけれど、本人も言っていたように二宮和也はアイドル。紛れもなく私の中で理想のアイドル像だったから。

 

会見を見て、休止発表後初めてのMステを見て、やっと実感が湧いたのと同時に二宮くんがどれだけ嵐が好きか、そして嵐が5人をどれだけ大事にしてくれたか、嵐がどんな思いで嵐を守ってくれたかわかった。納得はできないし、前には進めなかったけど、理解はできた。やっぱり私の好きな嵐は最強のアイドルだ。

本人たちの意向で活動休止なんて受け入れられないし勿体無いし、辛すぎていっそこのまま離れたかったのに、ただただ好きが増した。そんな1月27日。まだたったの3ヶ月前。

 

そして迎えた5×20 and more。発表からここまで色んなことがあったけど、どんな時も寄り添ってくれるのは嵐の曲だった。嵐のせいで苦しいのに、皮肉にもその苦しさを埋めてくれるのは嵐だった。

ドームに向かう途中から、アンコールまで馬鹿みたいにずっと泣いてた。最後になるかもしれないから感謝と大好きを悔いなく伝えようと思って挑んだ。嵐では初めてのアリーナで、二宮くんのトロッコが目の前で止まって、見てもらえて、きっと感謝も伝えられた。最後に笑ってバイバイもできた。別れを告げるつもりでいたのに、終演後残ったのは新しい思い出とまた会えるという確信だった。やっぱり嵐は何にも超えられない最高のアイドルだった。

史上最大級のドームツアー。これをできるのは彼らだけ。すごいものを作ってきたんだね、たった5人で。

こんな気持ちになるなら、直前の発表が良かったとさえ思った。でも終わりを教えてくれるのが嵐の優しさなんだなって思えたよ。永遠がないということを教えてもらえた。

 

たくさん背負わせてしまって、存在を当たり前だと思ってしまってごめんなさい。

誰かに夢中になることを教えてくれてありがとう。たくさん幸せにしてくれてありがとう。5人を大切にしてくれてありがとう。言っとくけど、「大野櫻井相葉二宮松本」この5人を譲らない気持ちは私だって負けないよ、翔くん。

最後の挨拶で言ってくれた『ここまで連れてきてくれてありがとう』『僕たちと出会ってくれてありがとう』という言葉、絶対に忘れません。5×20の『みんなで見た景色は今でもちゃんと動くよ』『大丈夫ここにいる』『5 and you ×20』歌詞、宝物にします。

発表から色々悩んでたくさん迷ったし、2020年の終わりにどんな気持ちになってるのかはわからないけれど、今はこれからもたくさんの景色を一緒に見ていきたいと心から思います。

2020年、国立で会おうね。

そしてまたいつか、5人とみんなで会おう。

二宮くんは今までもこれからも私にとって唯一無二の0番の自担です。誰にも越えられない最強のアイドルです。好きにさせてくれてありがとう。5人と一緒に歩かせてくれてありがとう。

どんなにドームの端と端にいても、顔が隠れていても、肉眼ですぐに見つけられるってすごいことだと思うんだよ。少し猫背で笑い上戸で、いつも大好きなメンバーを見るためにちょっと横向きで立ってるよね。全部全部私の大好きな二宮和也なんだよ。

最初の自担が二宮くんで本当に良かった。

 

もしあの時に好きにならなかったとしても、もう一度初めてVS嵐をつけた日に戻っても、貴方を選ぶ私でいたい。

 

 

 

11年前の私へ

やっぱお前センスいいよな

 

 

#5×20